ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

黒い鼻栓はバレない。

今週のお題「花粉」

 

黒い鼻栓。

・・マスクなしでの話だ。

 

以前10年近く働いていた、コーヒー1杯750円する喫茶店の店長が愛用していた。

 

店内はレトロでゴシック。

カップもジノリやWedgwoodなどを、お客様の見た目に合わせて店員が勝手にチョイスする。

コーヒーはハンドドリップで、学生のバイトも2杯目から客に出せる・・。

 

そして湯せんのハンバーグをお湯で伸ばしたスープと共に、ランチ価格1400円で提供する。

店の照明もかなり抑えているため、掃除もしなくてもバレない。

 

・・今も実在する。

 

 

ここの店長が花粉症で、黒い鼻栓を使っている。

鼻の穴は黒いため、ティッシュを詰めるよりバレないらしい。(本人談)

 

それでもドアが開くたびに水の様に鼻水が出続けるそうで、オーダーの際に呼んでおいてメニューが決まってない卓に付くと、ブチギレそうになるそうだ。

 

とにかく鼻栓が落ちないように、斜め上を見上げたまま接客していた。

 

見てくれは高級喫茶店で、使っている食材自体も良いものばかりで、原価は高い。

コーヒーもケーキも有名店のものだったので、お客さんは途切れずにいらっしゃる。

 

仕事自体はみんなかなりレベルの高い人たちなんだが、いかんせん精神レベルが猿並みだった。

天は二物を与えず。全員がやる気スイッチを自在に操れた。

 

そんな店員のいるこのお店は、例えるならドトールと帝国ホテルの中間くらいのお値段と雰囲気。

 

そしてお客様のレベルもドトールと帝国ホテルの中間くらい。

 

座席に着くなり鞄を投げたり、なぜか靴を脱いで正座していたり、会計で小銭を投げてきたりと店員に横柄な勘違いセレブが、客単価2500円くらいでランチをしていた。

 

そんなお客さんが多いから店長も鼻栓したままでいいや。と、思ったのだろう。

(この店の話も面白いので、いずれ書く。)

 

今はマスクの下で、普通の白いティッシュを鼻栓にする方が多いらしい。

鼻をつまむタイプもバレないし良さそうだ。

 

でもマスクが日常になり、うっかりマスクをしたまま飲み物を飲もうとしたり・・とか誰しも経験がないだろうか。

 

ということは、ティッシュの鼻栓をしたまま、うっかりマスクを外してしまう方もいるのでは。

 

私は車内で鼻栓をしていて、取り忘れたままS.Aに降りたことがある。

大人だから、まあまあのトラウマだ。

 

そんな方にお勧めなのが黒い鼻栓・・・。取り忘れても分かりづらい。

と、商品説明をされて洗脳され、店長から黒い鼻栓を分けてもらったバイト仲間がいた。

 

彼は最近マスクをしたままくしゃみをしてしまい、水のような鼻水がマスクの中に飛び散ってしまった。

 

慌ててマスクを取った瞬間、マスクの内側に黒くてデカい兎の糞みたいな物体が2つ飛び出ていて「うわああぁあー!?」と、叫んでいた。まあ黒い鼻栓だが。

 

本人は鼻水が出すぎてフィットしてしまった黒い鼻栓の存在を忘れていたため、くしゃみの勢いで鼻から黒目が出てしまったのではないかと思ったらしい。

 

・・どこから手を付けていいかわからないボケ散らかし方だ。

 

これがランチピークのホールでの話。

だれがどうコイツを回収したのだろうか。

 

まあ、こんなエンタメ付きのお店だから、コーヒーが750円するのだろう。仕方ない。

皆さんにもゆっくり楽しんでほしい。