ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

習い事

子育てをしていてぶち当たる壁。

それは習い事。

 

結論から言うと、そろばんと硬筆とスイミングだ。

迷ったらこれだけでいい。終わり。

 

 

さて、4〜5歳にもなると、チラホラ周りが習い事を始めだす。

大体スイミングか、体操教室。

 

習い事はまだいいかな…とか思っていると、年長になる頃にはすっかり少数派で、意味もなく焦る。

 

なにか…うちの子乗り遅れているのでは…と…。

 

かくゆう私も長女のときは「経験値こそすべて」は、否めなかった。

長女だけ色々やらせた気が。

 

我が家の掟は、長く続けること。

毎年サマーキャンプ、またはスキー教室など、長期の休みには最低3泊以上のツアーに一人で参加すること。

 

これらをずっとやらせた。

 

それと全員スイミングは極めていて、全種目延々と泳げるレベル。

 

他に長女はアトリエ教室を11年、次女はバスケを10年、長男はスイミングを15年間やり続けている。

 

スイミングは亡き旦那(死んでない)の意思を継ごうと思ったので続けた。

 

次男はスイミングと空手。

 

…ちなみに私は全部未経験だ。

息継ぎできないから15mくらいしか泳げないし、玉つきながら走れない。

 

そして元旦那と今の旦那しか殴ったことない。

 

バスケやスイミングは、続ければ続けるほど雑魚は一掃され(失礼)ガチ勢しか残らない。

 

親がコーチとか、両親が選抜とか、家族全員インハイ出場済みとか…。

オリンピックの強化選手は前の旦那だけだけど。エッヘン!

 

…とはいえ、既に前の旦那は過去の人。

長水路短水路を田んぼの水路だと思っていた私しか保護者は残ってない…。

 

惨憺たる知識と技術のなさで、バスケにおいては最初のボール投げで未だにどっちがゴールになるのか、応援席が右か左か不明なまま大きくなった。

 

 

と言うことで、ここでも伝家の宝刀、蚊帳の外だーーイエーーーイ!

 

 

子どもがレギュラーだと、親の階級も決まる。

おまけにスタメンで交代なしの次女の保護者である私の下には、バスケ経験者しかいなかった。

 

スゲー強豪校に引き抜かれたとき、各自親もうちわに装飾してグッズ発注してお揃いのTシャツで応援するんだ。

という話題のとき「ジャニーズの追っかけみたい」と、発言して総スカン食らった。

 

それから一生懸命「未経験」を隠したが、最後の最後でお別れ会のとき保護者の試合がありバレた。

 

背がでかいので最初のボール投げをやらされたのだけど、まずどちらに落としたらいいかわからなかった。

 

 

それどころか、仲間がわからなかった。

(みんな有段者なのでビブスなんかいらない)

 

 

どっちに走るかもわからず、トラベリングしかせず、ようやく真っ直ぐに歩いてついたゴール下で見事な自殺点を外した。

 

 

悔いしかない。

 

 

思い出しても恐ろしい…

あんなに盛り上がっていた娘たちの沈黙。

 

それ以上に肌で感じる保護者からの熱い視線。

 

「ちょっと…あの人まさか…」みたいな目だけで会話が成立しているのが傍からわかる。

 

 

 

穴があっても入れない…

 

 

 

その日の打ち上げももちろん欠席だ。

酒の肴は私だろう。…クソが…

 

中1でクラブに引き抜かれた長男のスイミングは、最早誰も話しかけてこないし、クソコーチからも早く辞めろ攻撃がすごかった。

そう、メンタルを強くするためではなく、単純に邪魔者あつかい。

 

クラブの子はみんな低学年から毎日何キロも泳いできた子だ。

親子共々団結力ハンパない。

 

そこに週1のカルチャー教室で異常な頭角を表した長男が、たまたま加入した事にどれだけムカついていたんだか、わかるけどわかんない!

 

唯一話しかけてきたお母さんに、「どこのクラブから移籍したんですか?」と、聞かれ「コナミです」と言ったら「私もコナミです。〇〇君いました?」

と、聞かれたので「ベストスイマーでした」と言ったら唖然とされた。

 

…唖然とした意味がわからなかった…あとからうっすら分かったけど。

 

「速かったのかしら?」と、言われたので「遅いですーここで練習してやっと16秒縮まりました」と、答えたら口を聞いてくれなくなった。

 

クソ…手練れ共め…。

素直に話しちゃだめなのか。

 

クラブではコンマ1秒を競い合うので、16秒縮めるって何。って感じで扱われた。

50m46秒が30秒切ったから本当なんだけど。

 

大会ではタイムが近い子同士でレースを組まれる。

 

そのお母さんの息子さんとレースが同じだったのだけど、家の息子は見えていないようだった。

 

このクラブは結局辞めてしまった。

原因はおじじコーチが前時代的な人間だったからだ。

 

つまりスポーツバカ製造機。

 

姉のときに経験したのだが、今の部活や選抜の大会出場の基準に「学力」があった。

もちろんそのコーチの意向による。

 

スポーツ推薦でもわかるように、スポーツで秀でているとバカでも名門校へ行ける。

…で、ラッキーではだめなのだ。

 

ここで頑張らねば、怪我や引退でコートから離れるときが来たときにバカしか残らない。

周りの子は受験をして受かった子たちなのだ。

 

この劣等感を払拭するためでもあり、また何か進学の可能性を広げるためにも強豪チームほど成績にうるさかった。

 

素晴らしいと感銘を受けた。

 

前も書いたが、前の旦那がオリンピックの強化選手止まりで、いざ就職してまともに社員になるまで、何年も遅れを取ってしまった。

 

彼は努力家だったので、最終的に報われたが、当時のお友達はムキムキ逆三角形も脂肪に変わり、家業を継ぐかせいぜいプールの監視員かインストラクターだ。

 

あれだけ自分を酷使した代償にしては大きすぎる。

で、実のところ真面目にスポーツに取り組んだ子ほど喪失感もでかい。

 

もちろんそこまでできる子達の中には天才的に文武両道な子もいる。

 

でも、ほんの一部なんだよね…。

 

だから成績が満たないと試合に出さないとか、試験前は練習休みとか、とくに義務教育においては当たり前だと思った。

 

でも、そのクソコーチは違った…試験前に休むならやめなさい。

土曜登校は大会優先で休みなさい。

 

だめだろ。

 

クラブチームは学校とは違う。

インハイでるから休みます。ではないのだ。しっかり欠席がつく。

 

このスポーツバカ製造機の傘下にいれば、確かに金メダル級の化け物が育つだろう。

頭の空っぽな未来のない筋肉バカに。

 

と、恨みとツラミたっぷりで書く。

あーかつてのチームメイトの未来が楽しみ…。

 

 

今のスポーツはバレエを極めるためにダンスや新体操もやる。

サッカー目指しているのに水泳をする。

 

一本化はナンセンスなのだ。

頼むから子どもたちの未来のために、巨人の星から目覚めてほしい。

 

 

柔道一直線でも足でピアノ弾いていたじゃん。

 

 

と言うわけで、子供の習い事。

始めたはいいが、辞め時がわからないと極めた後に親が孤立するの巻でした。

 

でも、子どもが得るものはとんでもなく大きい。

私もたくさん応援し、嬉し泣きと悔し泣きし、そして共に成長させてもらった。

 

 結論、そろばんと硬筆がベターだと思うが、それでも私はスポーツを勧めたい。

 

 

あの時の感動は、生涯忘れないから。