ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

どうしようもないことで気を遣う

どうしようもない話つながりだが、コロナ禍になり、どうしようもないことで気を使ってはいないだろうか。

 

気を遣え!!って意味でのエピソードとしてひとつ。

 

先日お店でワークショップを行った際、サークルの方が一通りお帰りになり、入れ替えで数名飲食のお客様がご来店された。

 

サークルの残党が帰ろうとしたとき、別枠でご来店されたお客様と顔見知りだったらしく、そこそこ大きな声で「あ~ら!○○さん!お久しぶりー!」と、始まってしまった。

 

別のお客様がオーダーを済ませ、席に着いた時「あら?でもお宅の旦那様コロナだったって・・」と、そこそこ聞こえる声で発した。

 

 

マジかーーー・・・。

 

 

漂うマジか空気。

 

 

それを察したかのように「あ、でも軽症で家族は大丈夫だったのよー」

 

 

マジかーーー・・・(無症状では)。

 

 

漂うマジか空気(無症状では)。

 

 

とりあえず外でしゃべってください・・と、見かねた旦那が注意したけど、もう店内のお客さんだってキョドッちゃって、気が気じゃない。

 

・・のに、オーダー済ませたし、逃げ出せない変な縛りのような変な空気。

 

空気を察したワークショップの先生が「あの話、春頃の話しなんですけどね・・」と、苦笑いしていたので、とりま我々は安心したけど、それをお客様に伝えて歩くわけにもいかないので、わざと大声で「あ~結構前の話しだったんですね~」と、店内に聞こえるように返事をした。

 

 

・・・バカ気を遣う・・。

 

 

全くの他人の会話を、不特定多数に間接的にフォローしないといけないなんて・・。

 

これはお店あるあるだろうが、例えばふとした会話でも「これから孫に会いに行くのよー」と、嬉しそうにはなしてたおばあちゃんに「え??行くの??」と、すかさず返したお友達。

 

悪気はないんだろうが、明らかにおばばはうろたえて「あ、2回打ったし2年ぶりなのよー・・」と、苦笑いしていたけど、相手の返答は「今は家族感染が増えているから、気を付けてねー」というものだった。

 

相手はまともなことを言っているが、言われたほうはなんだか罪悪感やうしろめたさを抱えてしまい、気分が悪いだろう。

 

だったら言わなきゃいいんだろうが、そもそもお友達とランチしてるんだからその時点で二人とも何か緩んでいるわけだ。

 

今からどこか行けば新しい感染源かもしれないが、今だけ見たらお互い感染源だ。

同罪である。

 

もちろん感染対策をしたお店であれば利用可能なんだから、全然悪いことじゃないのになんかはばかられる。

 

 

なんだこの世の中。

 

 

 

生きづらくないかい???

 

 

 

正直緊急事態宣言が出ているわけだけど、私でもせいぜいやっているのは8時以降の外出はしないとか、お酒はもともと誰も飲まないんだけど、県境を超えないとか、こまめな消毒くらいだ。

 

あと、マスク会食は結構徹底している。店内では話さないし。

自分も飲食だから。

 

でもでも外食は週1くらいだけど普通にしている。

 

平均したらみんなこんな感じでは???

 

これが、人によりけりだから考えに誤差が生じるわけだけど、それを「あ、しまった!」という感じでフォローしたり、自己防衛が過ぎると他人との会話が窮屈でならない。

 

ともすると、家で家族同士くっちゃべっていたほうがどれだけ楽だろう。

 

お互い外では隠蔽しあうから、漏れる心配もなく。

「どう思うーー?」が、素で話せる。

 

 

なんだか今、悪気もない本音を素直に言えない世の中になってる気がする。

 

 

それが苦しい。