前にも書いた理由で、ワクチンは打たないつもりだった。
まだ1回目。
腕が痛いくらいで、あとは何も変わらない。
なのに何だか精神的に「自信がついた」感がある。
根拠はなにもない。
このまま2回目を受けて熱が出て、それを克服したとしたら。
まるで九死に一生を経て、生まれ変わったような錯覚を起こすのではないか。
そんな感覚だ。
そして芽生えたこの感情。
「私は選ばれし者なのだ。」
そうか…こんな感覚に陥るから、接種して無敵になったような態度のヤツがちらほらいるのか…。
奇しくも自ら実感した。
悲しい形だが、人の気持ちがわかった。
思えば次女が2回目のモデルナを接種して高熱が出たとき。
「こんな思いをしても、伝染るときは伝染るんでしょ。」と、言われたことを思い出した。
その時の自分は未接種。
次女に、「ママはまだ素っ裸何だよ。でもあなたは1回目を打ってパンツを履き、2回目を打ってシャツを着た。もうスライムくらいは倒せるから。」
と、励ました。
今思うと私もテンパっていたのだろうか。