ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

グレイテストショーマン(ネタバレあり)

グレイテストショーマンを見たくて探していたのだけど、huluにもアマゾンプライムにも無かった。

 

TSUTAYAか・・と、思っていた矢先ディズニー作品だと知り、Disney+で検索したらすぐに出てきた。

 

以下、ネタバレもあるので気を付けてください。

 

 

簡潔に言うと、見世物小屋下剋上

 

おひげの女性や、小人症のナポレオンなど、その時代隠されていた存在を集め、ショーをすることで個々の自信や存在価値を見出すのだ。

 

でも、実際あまりいいイメージでは見られなかった。

 

個性のある方々の扱いは結局最後まで好奇の目だし、そんな中で彼らが自分たちで考えを変えて前向きになっただけでは・・は、否めない。

 

とくに差別問題も解決していないまま、ヒュー・ジャックマンは不倫未遂する。

 

挙句の果てに、良い待遇で働いていた才能あるザック・フロンを無理くり引き抜き、団員と恋に落ちたのをいいことにサーカス経営を丸投げする。

 

そしてシメに「やはりあるべきところは家族」で終わる。

 

・・なんなん!!

 

ショーマンだったら、最後までショーに携わってショーバカとして団員たちと生ききってほしかったし、個性のある登場人物も生かせず、最後は放っておかれすぎて自立してフェードアウト。

 

CMしていた時からかっこいいなーと、思って気になっていたのでがっかりしっぱなしだった・・。

やはりレ・ミゼラブルは超えられるわけがないか・・。

 

また、英語に疎いので主題歌の意味を知らなかった。

コーラのCMとしか・・。

 

その歌詞を訳した詩を見て、こういう歌だったのか。と、感慨深かった。

 

歌もキャストも監督も何もかも最高なのに、話がブレブレでもったいない作品だった。

 

でもミュージカルや魅せ方はとてもテンポよく素晴らしくて、見ていてスカッとした。

 

欲を言えば、おひげの女性にもっとスポットライトを当ててほしかった・・。

とても魅力的なキャストなのに、生かせきっていなくて残念。

 

映画といえば、コロナになってからゾンビ映画を連続的に見た。

きっかけはゾンビじゃないけど、半地下家族。

 

とくに韓国のゾンビ映画のいじわるっぷりは、王道というか禁じ手というかなりふり構わないところが分かりやすくて面白かった。

 

半地下家族に関しては、衝撃的過ぎて眠れなくなった。

 

上級階級に対しての妬みや嫉妬や復讐や・・何といえば例えられるのだろう・・この意地の悪さの塊のような作品。

 

この後に見た、万引き家族がまあ可愛い事。

ピュアだ。日本人。

 

韓国映画などでの嫌なものの表現は、どの国よりもしたたかで精神的な攻撃が凄い。

 

これは暴tooなど言葉の殺人に繋がることの多い国だ・・というのがひしひし分かって恐ろしかった。

 

かつてアメリカに貞子を持って行って、アメリカ人たちが未知の恐怖におののいたことがあった。

 

アメリカなどでの恐怖映画の大半が、悲鳴とスプラッタだからだ。

 

日本特有の、出るか・・出ないか・・いや、出てないけど・・ゾクゾクゾク・・!

みたいな心理戦に疎くて、貞子の怖さは当時のアメリカ人は初体験だったそうだ。

 

そんなお国ならではの表現の違いが、よくわかるのがゾンビ映画だった・・。

 

人間、窮地に追いやられると地が出る。

 

コロナもそうだし。

 

グレイテストショーマンでもそうだけど、差別や偏見など嫌なものの捉え方や表現の仕方って良くも悪くも国によって本当に違うんだと思った。

 

これらを一色淡に理解しようとするのは、やはり無理なのでは・・と、思う・・。