ママ友と出かけたときに、たまたま見つけた行列クレープ店。
「入っちゃおっか!」的なノリで入店、大当たり。
いつも計画通りじゃないと落ち着かなかったので(ASD)不思議な気分だった。
…イレギュラーでも対応できるようになってくると心が楽だ。
以前「人の流れに合わせる」ということを学びたい…と思い、旦那に休日の計画を頼んだ事があるが「報・連・相」がないのでイライラした。
全部理解していないと嫌なのだ。
結局添削。時系列で計画を立て直すという…旦那相手だと本性丸出しなので何も変わらん…。逆に言えば、それだけ心を許しているのだから良いことなのだが。
さて、「今だけ受講料0円!」みたいな広告に釣られて入会したフィットネスあれこれ。
「来年の4月まで契約し続けないと罰金(解約金)」という縛りを守り続けている。
私が入会したプランは、キックボクシング(上限30分×30回)ホットヨガ&マシンピラティス(何れか1日1回)というものである。
中2の夏頃までソフトボール部だったこと以来、約35年ほど運動未経験。
筋トレやストレッチの「正しいやり方」を知らないので、見様見真似でやっていた。
運動をやってこなかったので、「心拍数が上がる&滝汗=効いている」という、「しみる傷薬のほうが効果あり」みたいな謎のルールが自分の中にあった。
なので、最初は「キックボクシング(ファッション)ホットヨガ(精神論&柔軟性)集団マシンピラティス(無意味)」みたいなイメージがあった。
マシンピラティスはマンツーが主流だからだ。
確かに入会時、キックボクシングはパリピの様な若作りの会員が多く、チャラチャラ叩いてやった気になっていた。
「かっこいい」に惹かれただけというか。皆さんすぐに来なくなったが。
そして次第に「男らしい女子」の巣窟となる。
ホットヨガは真逆で「7年やっています」という重鎮や、美のカリスマの様な方々、横に大きな方も多く、ご年齢も様々だった。
真面目な人とかお友達と一緒だったり、毎日のルーティンな人が多いイメージ。
そしてマシンピラティス。
この3つの中で「インストラクターがもれなくお人形のように美しい体型」。
ホットヨガにも美しい体型の人が多いが、なぜかインストラクターさんには「ガリガリさん」や「ドッスンさん」もいる。ものすごい汗をかくのに、なんでインストラクターがドッスンなんだろう??と、不思議でならならなかった。
と、続けることに迷いが生じる。
いずれも真面目に継続していると、「どこに効果があるのか」とか「何が正しいか」見えてくる。早期に「意味がない辞めよう」だと見えない境地だ。
今私は、「その先」にたどり着いたらしく、当初小馬鹿にしていた「マシンピラティスの凄さ」に感銘受けっぱなしである。
そもそも、ピラティスとは「リハビリ」である。
ターゲットにのみアプローチし、無理なく治療につなげるストレッチ&筋トレだ。
これを行うに際し、「マシン(治療台)」を使うことで、より効果を強める。
この「リハビリ行為」だが、医学療法士に適切な指導を受けていないと「間違ったことになってしまう」というデメリットがある。
ピラティスも一緒で、大抵のお教室は「インストラクターとのマンツー」が主体であった。
これをなんとなく知っていたので「集団でピラティス…しかもマシン…」と、不安であった。きちんと教えてもらわずに行うと「危険なお年頃」だからだ。
なので数回やっただけで効果をあまり期待せず結論付けてしまい、ホットヨガとキックボクシングばかり行っていた。
しかし4月から通い始めて運動歴が半年以上過ぎ、流石に身体がわかってきた。
すると色々な「気づき」が生まれたのだ。
まず「キックボクシング=ファッションではなく”有酸素運動”」「ホットヨガ=精神論&柔軟性ではなく”思想の統一、ストレッチ”」「マシンピラティス=意味がないわけではなく”ターゲットのみに効かせる筋トレ”」私的にこう解釈してきた。
これを踏まえて3つと向かい合うと「驚くべき効果」があった事実。
要は、運動し続けると「自身の身体」に気づく瞬間がある。
正しく行っているときとそうでないときの違いや、できたときできないときの違いなど、「自分の変化」に気づいてくる。
簡単に言えば、運動をしていなかった時に「腹筋」をやると、力の入れ方を間違えていて、いつも「腰」をぶっ壊していた。
しかし、ある程度腹筋がつき「ここに効かすには」が意識できるようになると、腰ではなくきちんと「腹筋」に効かせた運動ができるようになる。
これが一番顕著にわかったのが「骨盤底筋」であった。
女性は絶対に鍛えるべきところ。でも、うっすら分かりづらい筋肉。
こういう「謎の筋肉のありか」を正確にわからせてくれたのが「マシンピラティス」だった。もちろん「見様見真似では意味がない」もので、根気強く通い「意識付け」をする必要はある。
「ただやっているだけ」ではなんの効果もないし、「形だけ」なら誰でもできる動きばかりだ。「Tシャツで汗もかかないし水もいらない」くらい軽装で、時間も短い。
集団でモニターを見ながらやるので「なんとなし」なら誰でもできてしまうのだ。
そうすると効果も薄い。「意味がない=辞める」わけだ。
しかしもっと掘り下げて自身と向かい合ってほしい。
様々なフィットネスの中でも、インストラクターさんが一番美しいのには意味がある。
そんな「深み」を知ってしまい、目下のところマシンピラティスに沼っている。
ちゃんとやると、しっかりアプローチできる凄さ。筋肉痛が目標にちゃんとくる。
イメージで言うとキックボクシングは「肩周り&背中&足の筋肉」に来るので、二の腕のお肉&背肉が減り、みるみる手足が引き締まるし、有酸素運動で脂肪が減る。
ホットヨガはストレッチなので「使った筋肉を伸ばす、全身の柔軟性を促す」感じ。
そしてマシンピラティス、「とにかく部分単位で引き締めるウェイトのない筋トレ」。
これらを正確に行い続けたら、「パーソナルトレーニング無し」でライザップ的な効果があるかもしれない…!(1人で勝手にやりたい派)
…と、勝手に期待し始めているのであった。
でも、辞めたら元の木阿弥なんだろうな…。
こういうのって死ぬまでやるべきなんだろうか。
辞め時が見えない…。