早咲きのひまわり。
近所の土手に生えていた。地味に可愛い。
今日、キックボクシングでグループレッスンを受けた後、インストラクターから「7月よりレベル1のレッスンが始まります。」との衝撃のお言葉を頂いた。
レベル1が始まる…。
すなわち、お前ら「レベル0」陣営な。
…すいません…
ポテンシャルを上げたいので、「レベル1スタート」の表記に変えてもらえませんか。
なんか、悲しい3ヶ月を過ごした気分。
ドラクエで言えばグンゼの白シャツ1枚で、モンスター相手に素手で戦った3ヶ月。
キャンペーンも終わり、今から来る人は全員「レベル1」スタートなわけだ。
…最初から鍋蓋と棍棒くらい持つレベル設定なのか…羨ましい。
今私はLAVAグループが展開している、3種類のレッスンを通い放題にできるプランで加入している。
その中でも「キックボクシング主体」で登録しているため、キックボクシングは1日何回もできるけど、他の2種類は1日1コマずつ(各1時間)しかできない。
でも、1日に3種類のレッスンをインストラクター付きでできるのだから相当すごい。
で、この料金形態ができ始めたのがつい最近らしく、「そもそもキックボクシング目当て」でない別の登録会員が最近「キックボクシングにも」現れるようになった。
そう…LAVAといえばアレ。
「ホットヨガ陣営」だ…。
もう一つのレッスンは「マシンピラティス」なのだが、こちらは今年の6月頃オープンしたばかりで歴史が浅い。
「歴史が浅い=キャラが軽度」であるため、今のところ「マシンピラティス陣営」は無害な人種だ。
それに比べて、ホットヨガ陣営…ウン十年鎮座している老舗であるため会員が実に色濃い。そして臭い。
ホットヨガ陣営がスタジオに入ってくると「もれなくバームをベタベタ塗り始める」からだ。
バームとは色々な香りのついた油の塊で、リラックス効果や代謝を上げる効果がある。
しかしだ、「キックボクシングにリラックス要素いらん。」
それどころか、活動量が多く息が上がるため「他人が付けたバームを吸い込む」とゲロ吐きそうになる。
それは他人の皮膚から気化したヤツなのだ。
彼女たちは必ず「連れ」とともに侵入し「あら…ここはどんなところかしら…?」の好奇心で「ガチキックボクシング陣営」を偵察しに来る。
パウチの水素水を持参していたらまず「ホットヨガ陣営」に間違いない。
主に「女子力高め」なため、空気感が「女子校」みたいになって非常に居心地が悪い。
キックボクシング陣営はどちらかと言うと「サバサバ系、一匹狼系」が多いからだ。
逆にキックボクシング陣営がホットヨガへ行くと「意外とバレない」のだが、ウェアを「ヨガ仕様」にする必要はある。
うっかりボクシングウェアのまま、ハーフパンツでヨガに参戦すると「…はっ!」と鼻で一蹴される感は否めない。
私に関しては、ヨガウェアを着ている割にハミ出てばかり。
なので「この浮き輪肉が!」と陰口叩かれている…様な妄想に駆られる場所ではある。
そんな「キックボクシング陣営」と「ホットヨガ陣営」という異なる種族が「暗闇キックボクシング」のスタジオ内で混ざってしまい、個々で統一されていた意識が迷走し始めた。
暗闇で自分と向き合う目的が「あんな奴らに負けたくない」という変な闘争心を掻き立てられてしまっているのだ。
私よりガチなキックボクシング陣営の方達のホットヨガ陣営に対する「圧」はパない。
となりで水素水飲みのみバームをベタベタ塗った体で、ヘナヘナサンドバック打ち込むやつが並ぼうものなら、雷鳴のような音で打ち込み「音」で牽制し始める。
端から見ていて気持ちがわかるだけにいたたまれない。
何なら隣向いて打ち込めばいいのに。
なんだか今、そんな空気感になってしまいちょっと気が重い。
ちょっと前まで誰もいなくて、一人で自由にレッスンしていたのに。
さっさとみんな飽きて散ってくんないかな。(潰れます)
私もそんな場外乱闘無視して「レベル0をやってきた自分は0ではないはず」…と、(字義通りだと意味不明だが)言い聞かせ、7月からレベル1に挑んで行かねば。
…ホットヨガ陣営には負けないッ…!!