ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

不眠症

「今日もあなたに太陽を」を最近見始めた。

精神科の看護師目線のドラマなのだが、要所々々が正直好きなタイプのドラマではなかったので、結構不快。

やはり同じ障害者ものでも「ウ・ヨンウ」でのコミュニケーションの取り方は、自然で忖度がなく、どこか礼儀正しいから好きだ。ド直球だし。

 

「今日もあなたに〜」は、どうも人間関係も俗物っぽくて嫌い。

多分「汲み取ってよ」みたいな分かりづらいやり取りが、私にとっては共感できないのだと思う。白黒思考だから。

 

もし「ウ・ヨンウ〜」が私みたいな発達障害者に受け入れやすいように、演技や言葉の言い回しを考えていたら、ものすごい策士だと思う。

日本語に訳す際はASD目線を意識して訳したそうだが、もう私は思うツボにどっぷり浸かっている。

2シーズンもあるので、徴兵された「ジュノさん」待ちだ。

 

「今日もあなたに〜」の話の中に、パニック障害のお話があった。

その中の会話で「発作を起こした場所を無意識に覚えていて、同じ場所で不安を感じたり発作を繰り返す場合がある。」

というような会話があった。

 

あ、アレはパニック障害だったのか。

思い当たることがあって、ようやく腑に落ちた。

 

私は特に寝る間際。

「死」を頭の中で深追いすると動悸がし始め、手汗をかくほど震えて暴れだすほどの恐怖感が襲ってくる。

暴れだすって言っても足をバタバタするくらいだけど、相当怖い。

 

多分精神的に落ち込んでいる際「ネガティブ要素」として「死」が浮かび、就寝時のボケーっとした時間に「グルグル思考」で考え始めて一人でパニックに陥り自爆しているっぽい。

 

これが「パニック障害」であるか否かは自己診断だが、この具体的な症例を物語で見るまで、私は単純に「仏教学校だったから、死生観に恐怖があるのだ」と、勝手に思い込んでいた。

 

私は増上寺の敷地内にある幼稚園卒なのだが、お泊まり会で「地獄の絵」を見せられ(なぜだ)ビビって記憶が飛んだ思い出がある。

あれ、私が言うこと聞かないから連れて行かれたのだろうか。

それ虐待じゃないんか。経緯は忘れてしまったが、しっかりPTSDだ。

 

飛躍したが、そもそも私は全然寝られない。

寝付きは悪くないのだけど、1時間して起きたり3時間して起きたり。

毎日これを繰り返している。

3時以降に起きた場合、そこからはもう寝られない。

 

昼間、眠くなることもあるが大抵は「寝ている場合じゃない」事が多くて昼寝もしていない。

これが正直本当にしんどい。

 

様々な薬を出していただいたが代謝が落ちて太り始めたり、普段運転をするのだが、前夜の薬が抜けきっていなくて運転中に睡魔に襲われ大変だった。

結果ビビって飲まなくなった。だって次に飲んだら顔が変わっているかもしれない…。

 

今は半身浴をしたりアロマをたいたり試しているが、寝付きが良くなっただけで結局2〜3時間後には起きる。

「ネルノダ」とかのドリンクも試したが、就寝前に飲むと「夜中にトイレで起きる」というババァ特有の悩みも相成って撃沈。

もう、下手をしたら左右の寝返りをうつたんびに起きている。

基本、横向きでしか寝られないので「無呼吸症候群」では無いと思う。たぶん。

 

ウ・ヨンウみたいにオシャンなアイマスクや耳栓もしてみた。

しかしアイマスクの圧迫感が孫悟空の輪(緊箍児)みたいだし、耳栓で聞こえる筋音がうるさくて寝られない。

これも聴覚過敏とかなら私は「無音」でないとダメなんだろうか。

無音だって「キーン…」ってしそうだけど。

 

つまり何もかも効果がない理由は「パニック障害」に一端があるのでは疑惑。

私がいつも「死」の恐怖でバタバタするときはベッドの中なのだ。

…ベッドで恐怖を覚えるなら、不眠は一生治らない…。

 

例えば解消法として、パニック障害ASDの方が強い不安に陥った際、強く圧迫されると安心するということがある。

実際包み込むようなフォルムの「抱擁椅子」というものもある。

 

つまりパニック障害で不安を感じ始めた際に、「近くに誰かが居てくれる」ことで深追いせずに居られるという「抑止」での方法もあるのだが、またここでASDの症状が足を引っ張る…。

 

とにかくパーソナルスペースに誰かいるとムカつく。

 

この範囲が私の場合「部屋単位」である難関。

トイレの個室で二人も嫌。でも、東京ドームで二人も嫌。

無理だ。

 

なので、今も実は一人部屋があって一人で寝ている。

本当は子どもと寝たいのだがパーソナルスペース云々より、布団を蹴飛ばして寝るので「朝起きたら冷たくなって死んでいるんじゃないか」という脅迫概念に襲われてしまい一睡もできない。

もはや「別問題」が発生してしまう。

 

ということはどうやってこの就寝時のパニックに立ち向かえば良いのだろう…。

ベッドを変えれば治るのか、「夜寝ること」自体がトリガーなのか全然わからない。

この「無意識での場所の記憶」が抜けない限り、私はベッドに入るたんびに不安になってチョコチョコ起きてしまうんだろうか。

…困った…。ニトリとかIKEAで試してみようかな。

 

とりあえず寝る場所を変えてみたほうが良いのかもしれない。

…コタツかなぁ…。

…じゃあミカンも買わなきゃ…。