今週のお題「何して遊んだ?」お題に沿う。
「ゴムシ」という遊びをご存じだろうか?
小学生の時にはやった遊びで、使うのは脚力のみ。
校庭を3分割し、2チームに分かれる。
一方は両端を往復し、一方は中央で鬼となる。
往復する途中、鬼に捕まると鬼になる。
したがって後半は鬼だらけの中、逃げつつ往復しなくてはならない。
往復一回で「一周」となり、その回の勝者が次の回の数周を決める。
そんな遊びが横行していて、休み時間となるとどの学年が校庭を占拠するかで翻弄された。
大体高学年が大半をせしめるわけだが。
この遊びが全国区なのか謎で、先ほども検索してみたが該当するものが殆どなかった。
唯一これ。というものがあったが、おおむね私の言っていることと変わらないので、ワンチャン同学校では。と、思った。
流行りといえば、ビックリマンシールやガチャガチャの剣や縦のおもちゃ、霊幻導師などあった。
22歳くらいの頃、亡くなってしまったT君だけはそれプラス、あぶないデカ、必殺仕事人、スケバンデカごっこがマイブーム。
休憩ごとに弱者を発見しては鉛筆で首元を刺すマネや、ヘアーバンドをおでこにつけてヨーヨーぶん投げてくるので困っていた。
霊幻導師のお札は、クラスの過半数が書けた。
そのうち帝都対戦で「加藤」が流行り、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」ができるかできないかがステータスとなった。
・・それなりに面倒くさい小学生時代だった。
私個人としては、児童館の電ノコで木材を切ったり、ビルの隙間を歩いたり、ハトを餌付けたり、ほとんど一人で遊んでいた。
周りの男子は、からかって怒らせた浮浪者から自転車爆走で逃げ回ったり、駄菓子屋で買った爆竹を道路に置いて爆発させて遊んでいた。
今だったら動画をあげられて叩かれそうな、モラルを欠いた遊び(?)ばかり。
だからってひん曲がった大人にはなっていないと思うが、昔は怏々として理不尽さやモラルの欠如、大人の目が行き届かないことはあった。
今は全てが監視されるというか、何かあれば動画という動かぬ証拠があって。
問題視されれば、一瞬で世界中に晒上げ。
悪い遊びを増徴するつもりはないが、悪から学ぶなにかは無いんだろうな。と、考える。
しかし、人間として善悪の生き物であることには変わりなく、あの時のフラストレーションを現代人はどう消化しているか不思議でならない。
それこそSDGsな感じで、心もリサイクルしているのだろうか。
サステナブルし続けるのもしんどそうだが、このはけ口がSNSであるならそれこそ闇は深いと思うがな。
子ども時代の経験値って大切なのだと切に思う。