ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

他人の思考

「他人の本音を汲み取りづらい。」

という事について、これが「障害」だからなのか私の性格なのだか判別がつかないわけだが、あれもよくわからない。

 

「ニュースキャスターの本音」

とても凄惨な事件を伝えた後の、お天気キャスターを呼ぶテンション。

 

単純に「仕事だから」割り切っているだけの話なんだろうが、「あのオン・オフ」ができるレベルの人間を私は信じることができない…。

ニュースの内容によっては、キャスターの情緒に恐怖を覚える。

 

いちいちそんなの気にしていたら、「どこをどこまで理解したいの!?」って言われそうだが、悩み込んでいるとかではなく「いちいち疑問に思う」何でできるんだろー?って。

 

私は人付き合いをすることがとても苦手で、毎回予備知識を叩き込んだり「イメトレ」しないと当事者と対面した際に頭が真っ白になってしまう。

そもそも「周りがフランクに人と話せている」事が不思議でならない。

何話してんだ??と。

 

なにか目的があれば「議題に沿って類似エピソードを踏まえて話す」癖があるので、話題を長引かせることができる。「議論」であれば、一人で延々と喋っている。

ただ、中身がない雑談が苦手なのだ。

 

もちろん家族とは話すし、旦那だってもともとは赤の他人だ。

でも、その距離の詰め方にはものすごく労力を強いられた。

 

子どもたちはお腹の中から一緒なので、一歩一歩距離を詰められる。

でも旦那とはある程度出来上がってから知り合うため、毎回「コイツ何なんだ??」という疑問と腹の探り合いであった。

 

今でも理解できない具体的な事例がある。

旦那が大人のサイトを見ていると「裏切られた」と思う。

これは前の旦那でもそうだった。

 

旦那は私のことを「好き」だという。

「好きな人=性の対象」だと思っているので、一般の男性が残らず見ているだろう「大人のサイト」を「旦那」が見ていると「浮気」と捉えてしまう。

 

「お前、言っていることとやっていること違くねぇか??」

と、大喧嘩になる。

見ず知らずの女性に興味があるならその人と結婚してください。となってしまう。

 

いい加減理屈はわかるけど、どうしても意味が理解できない。

好きな人がいるのに、他の女の人に興味を持つってどういうことだ??と。

…これはニュースキャスターの様に「割り切る」部類なんだろうか。

 

もういいお年なのでわかってはいる…でも、そういう痕跡を見てしまうと裏切られた気分になり「そのときの嫌悪感が一生残る」

 

「バレなきゃいい」と思われているということは、「他にもなにか隠しているんじゃないのだろうか」となって、始終不安になる。

これが「障害のせい」であるなら自分が不憫でならない。旦那ごときで。

 

こういう融通が利かない自分が結構悩みだ。

自分自身に置き換えると、「かっこいいなー」程度の俳優はいるが、当然ながら「性的対象」ではない。目の保養止まり。

ベッドシーンがあっても、話の流れとして「この人はこの人が好きなんだ」と思う程度で「性的に」自分に照らし合わせることはない。

 

だって私既婚者だし、私には旦那がいる。って、割り切っている。

…割り切れている…旦那のことも割り切れる日が来るのだろうか…。

「旦那を割り切る=お別れ」でしか無いのだが。

 

なんかこう…中間がないな。本当に。