ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

リアル水面斬り

先日、キッチンで夕飯を作っていた。

居間には長男(15歳)と次男(4歳)がいた。

 

夕飯を居間に運ぼうとしたら、長男がテレビで放送されていた鬼滅の刃を見てやがった。

漏れなく次男も見てしまっていた。

 

「鬼滅見ながら飯が食えるか!!」

 

と強制終了したが、案の定、次男はグロいシーンを見てしまい、テレビの前で正座したまま動かなかった。

 

鬼滅の刃は以前放送していた時に、夜な夜な当時高校生の姉が見ていたのでザックリ知っていた。

漫画では3巻くらいまでパラパラ見ていたが、やっぱりアニメは強烈だなーと思った。

 

これを知って、親は小さな我が子に鬼滅のグッズや服を着せていると考えると、何かリミッターが外れているとしか思えない・・。

 

 

当然だが小さな子供向けのお話ではない。

 

 

そしてその夜、事件は起こった。

 

 

深夜一時くらいに次男が大泣きしながら部屋で暴れだしたのだ。

何を言っても怖がって泣いていた。

 

長女の夜驚症を彷彿させた。

 

私は別の部屋なので、なんだなんだ・・と、起き上がると突然次男が入ってきて抱き着いてきた。

 

「どうしたの。大丈夫??」と、声をかけたのもつかの間、足元がジワーっと暖かくなってきた・・。

 

 

オシッコ!!!???

 

 

突然の出来事に、私はベッドを濡らすまい!と、次男をグルンッと180度回転させた。

 

次男はテンパっている割にはしっかりパンツを脱いでいて、全力で出たオシッコは半円を描いて部屋中にブチまかれた。

 

 

 

そう・・リアル水面斬りだ。

 

 

 

私の部屋は閑散としていて、ベッドとヨガマットしかない。

なのでさほど甚大な被害は無かったが、これが旦那や子ども部屋だったら・・と、考えると恐ろしい・・。

 

絨毯やゲーム機器、細かいレゴやおもちゃが・・悪夢だ。

 

長女の夜驚症の時は何か月か症状が続いたが、次男はその時だけだった。

翌日、当時の記憶があったのでたぶん違うと確証した。

 

どうやら怖い夢を見てしまい、自分がつぶされてしまうのが怖くて逃げていたと言っていた。

 

寝る前に見てしまった怖い刺激といえば鬼滅の刃くらいしか思い当たらない。

 

 

 

もう絶対見せない・・・。