ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

10年で変わったこと・変わらなかったこと

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

お題に沿う。

 

私の10年前はシングルマザーだった。

地震もあり、ちょうど今の旦那と同居するかしないかくらいの頃。

 

一人で3人を育てていて思った事。

 

長女への感謝。

 

当時中学生だった長女は妹、弟の面倒をよく見てくれて、私が朝から朝まで仕事詰めだった時も家を守ってくれた。

 

 

だから彼女が目標を見つけたとき、すぐに家から離した。

 

 

私の人生で振り回してしまったとずっと反省していて、長女には自分の人生と向かい合って欲しかった。

 

でも大学を卒業したとき、長女が泣きながら「居場所がない」と訴えてきたことがあった。

 

長女のためを思い旅をさせたが、長女にとっていい事ばかりでは無く。

実家でみんなとワイワイしている時が好きだったそうだ。

 

 

そんな長女も今は結婚して、子供と旦那と新しい居場所を作り出した。

 

色んな想いもあるけれど、素直に「偉いな」って尊敬する。

 

こうすれば、ああすれば…って個々に思うだろうけど、そんな岐路に立たされた時に逃げずに進み続ける勇気があったことに安心した。

 

 

自分の人生を見つけたんだな。って。

 

 

私も子育てをずーーーーーっとしているけど、やはり子育てが終わった後の喪失感を持て余すお母さんを多く見る。

 

子育てってとんでもなく勉強になり、ルーツやコミニュケーションにも触れ、多彩な人生に出会える。

 

でも、残念ながら閉塞されがちで、パートなりで世間と接点を持とうともがく姿はソレを表している。

 

実際、一昔前はバイトの募集は40歳くらいまで。だった。

 

子育て終了期ってそういうお年頃なのだ。

イチから何かを始めるにはプライドを捨てるしかない。

 

 

私も割と早めに自分の成れの果てが見えて、起業に踏ん切った。

 

野心はさほど無いが、何かを残さないと子育てが終了したときにスッカラカンだと自覚していたからだ。

 

例えば引退し、貯蓄があって趣味やサークルに勤しむ人生もいいが、仕事って外界とつながる有効な手段であって、定期的に様々な年代の方と接することで常に向上心が保てる。

 

私の場合だが、きっとマンネリ化したら自堕落で死ぬ。

 

 

実際、カウンセリングを受ける事に集中させてもらい、自由にさせて頂いたいた1年があった。

やる事なくて死ぬかと思った。

 

翌年から私が始めたのは、あらゆるセミナーに参加する事だった。

やったこともないプレゼンを要求され、スーツの前で赤っ恥かいて来た。

 

もちろん、コミュ障や色んな症状を打破したかったので、自ら無理して荒療治をしていた事もあったが、結果的にお店も出せた。

 

公私共に居場所があるって、すごく幸せなんだなと身を持って学んだ。

そんな10年だったな。と。

 

 

まさに「30にして立つ」「40にして迷わず」だ。

 

 

でも15にして学に志しては無かったな…。

 

 

 

変わらなかったこと…特に無いや。