今日は次男のバスケの日。
朝から「シュート1本でYou Tube1分」という謎の約束をさせられた。
次男は1年生になってからバスケを始めたので技術は全くないが、4歳から空手とスイミングを続けているので、基礎体力と体感がかなり安定していた。
今日もシュート練習では「初心者コース」だったけど、試合となるやいなやリバウンドも取れるしディフェンスするし、パスも正確で驚きの成長ぶりだった。
とにかく持久力があるので、エンドからエンドまで走りっぱまし。羨ましい限り。
我が家の共通点なのだが、反射神経が良くて勘がいい。
バスケ経験者の次女は試合でよく「ノールックパス」をした。
今考えると合わせてくれる方もスゲェが、動いている盤面を見ないで味方の移動後の位置を予測してパスを出すとか本当に凄い。次女のプレイはカッコよかった。
ミニバスケ程度の年齢で上手な子は、大抵「ワンマンプレイ」をしがちでパスを出さない。
次男は肝心のドリブルとシュートはまだまだだが、コート全体を見てプレイできているので「資質だね」と、褒められた。
この「全体像が見える」とか「予測」する能力が高いのはASD気質なのか個人の才能なのか。
真意は不明だが、スポーツに向いてる長所なのかな。
今日は練習試合でシュートを5本決めたから、15分見るそうだ。
計算おかしくないか。
長男のときもスイミングで級が上がる度に図鑑を買わされていた。
次男はこれがレゴだった。
…この育て方、間違っている気が。
完全に「何のため」かがブレている。
「勝ちたいから1本取る」「級が上がって嬉しい」を目的にせず、「You Tube見るために1本取る」「図鑑のためにテストを頑張る」って、最早対象はバスケでもスイミングでも何でもよくないか。
まだ7歳だからそんな理屈でやる気が継続すれば、技量はあとから付いてくるんだろうが、物で釣っているようであんまり推奨できない。
何度も書いたが、かつて我が家でおきた「氷砂糖が通貨になる」事件がよぎってしまう。
長女がまだ小学生の頃、氷砂糖が我が家の通貨になったことがあった。
この時、堅実家の長女は貯めていたお小遣いで「マイ氷砂糖」を買い、個数によって次女と長男に「皿洗い」を変わってもらうための交渉を始めた。
最初は「3個で皿洗い1回」とか言っていたのに、主な取引相手は8歳の次女。
段々「5個じゃないとやらない」「10個」という具合に、インフレを起こし始めた。
最終的に「全部くれたらやってもいいけどねー」みたいに上を取られる長女。
…次女はこういう知恵が回る子なので厄介ではあった。
こんな状況が見えるというか。経験済みと言うか。
でも「物で釣るのはちょっと…」なんてご家庭も、待ち時間に子どもにスマホを見せてはいないだろうか。
「代替え案」と考えればこれも理屈は同じな気が。
「待つときは待つ」としないと堪え性が無くなりそうなのだが、この先「暇つぶしツール」はどんどん伸びるだろうし、むしろボケーっと待っている方が「人生の無駄」くらいに言われるのか。
四六時中脳みそを起動しているなんてASDみたいだが。いらっしゃいませ。
「何のために」という焦点がブレると「成功体験→成功報酬」と目的がシフトチェンジされてしまう。
癖になりそうだ。
こういう状況を懸念して、「物で釣る行為はよくない」と物議を醸すが、実際社会に出た時にどちらがやる気が出るかと考えると後者な気が…。
私だって褒められたいし「ヤッター!」ってなりたいが、正直現金がいい…。
スゲー仕事頑張って、達成感もあって、
「頑張ったね!お疲れ様!」で終わったら「ちょっと待てーー!!(怒)」となる。
なんか長い目で見ると、報酬で奮起する考えにリフレーミングするのもアリかなと。
そうしたら結論、幼年期から青年期など「物事の分別を形成する段階で物で釣る」行為が良くないわけで、ある程度人格形成された後であれば「やる気」に繋がり効果的であると言える。
「段階を経て」ということなのだろうか。