私は風呂に入ると長い。
…しかしなんでも「障害」にしたがるなぁ!?
毎日の風呂はルーティーンなので1時間と割と早い。
しかしわざわざ計画をしていく「風呂屋」では3〜6時間は出てこない。
出ない理由がわかっているので、風呂屋へ行くときは万全な対策と「計画」を立ててから臨む。事前に「施設サイト」で予習をする。
ASDと診断されるまで、この長風呂は「鬱の一歩手前」と診断されていた。
自己肯定感が低いので「自分が汚いもの」であり「まだ汚れているのでは」という不安から長くなるそうだ。
…でも原因が発達障害であるなら…謝れと言いたい…。汚いとか。
しずかちゃん、アウトである。
まぁ、そんななので「とにかく長い」。
では、具体的に6時間も何してんねん。と言われると、「全ての湯船を回り続けている」。
正直、多動障害があるため「一箇所にとどまることも苦手」なので、色々矛盾しているわけだが延々と風呂から風呂を渡り歩く。
そしてのぼせたら「寝湯で寝る」
この「寝湯で寝る」モードに落ち着くと長い。
ここからの数時間、ずっと水の「チョロチョロチョロ…」という音、排水口の「コホホホッー…」という些細な音が延々と頭を巡る。(聴覚過敏)
そして色んな「思考(ネガティブなことが多い)」がグルグル襲ってきて、ずーっと「ソレ」に対する打開策を考えている。
つまり、体はリラックス中なのに脳みそフル回転なのだ。
もともと「過集中」もあるので、ゾーンに入ると時間の概念がぶっ飛ぶ。
とあるスーパー銭湯では「コッツ…コツコツ…コツ…」いう不規則な音がずっと鳴っていて、気になって気になってタオルで頭をグルグル巻きにしながら、なおもそこで寝ながら「何が鳴っているのか」を何十パターンも考察していた。
よく考えることといえば、サウナや炭酸湯で多いのだが常連ババァがウザい理由。
彼女たちは頻繁に来すぎて「スーパー銭湯=自宅の風呂」「従業員=召使い」と勘違いしているので、まぁ魔法がとけない。
話に内容が無いは、うるせぇは、動かねぇわの三重苦。
果には「サウナの席」が決まっている。知らんわ。
これに睨まれると「スクールカースト」ならず、「浴場カースト」の最下位に落とされる。こっちも「丸裸」なので対抗しづらい。
私はパーソナルスペースを重視するので、場の空気が悪くなるとずっとしんどい。
こういう種族はさんざん喋り倒して長居をし、チョロチョロ入ってくる従業員を捕まえては「今日はお湯がぬるかったわ〜」と、周りに「常連アピール」をする。
そうすると「うるせぇな」と思っていた他の客も「従業員もグル」みたいに思えて、何も言えなくなる。
…やってること女子高生だ。
出たら出たで、脱衣所を支配下に置く。ここでもロッカーと席が決まっている。
最近見たババァは一人でロッカー4つも使っていた。
四肢全てにおいてひとつずつパーツをしまっているか、住み込みか。
もう、「妖怪ロッカーババァ」だ。
そしてキッチリお化粧をしてようやく出ていったと思うのもつかの間、フードコートで「じじい」と合流し、勢力拡大。
昼からお酒を飲んでまた大騒ぎするのだ。
その先は知らないけど…まさかとは思うが、この後「もう一周」するんだろうか…。
これが車で旅行していた際、「大なり小なりどの地域にもいた」ので苦手だった。
私は大騒ぎをしている人がいると萎縮してしまう。
金縛りにあったように動けなくて、そこで発せられる言葉が「全部自分に向けられているのでは」という妄想にかられる。
こういう人(消えればいい人)ってどうやったら育つんだろう…。
そして、地域問わずに一定数存在するのはなぜなんだろう…。
そんなことまで考えながら一人でいると、意外と6時間とかすぐだったりするわけだ。