ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

いじわるな心

以前より小出しにしているが、コロナ禍において変わったこととして一位は家族間の絆。

 

お子さんが複数いらっしゃる方は分かると思うが、例えば「こっちは世に出せるけど、こっちは心配・・」という兄弟間での資質の違いなどがあると思う。

兄弟格差とかじゃなくてね。

 

この「心配な方」が、意外とまともでしっかりした考え方を持っていると知ったり、運動部ばかりでアホほど打ち込んでいたアホが、アホじゃなかったことに気付いたり。

 

要は子ども達の真の一面が見えて、世に送り出すという親業としてちょっとほっとした一年だった。

 

もちろん失った栄光もクソほどあるが。

 

実はあのゴミ屋敷のだった約一名も超慎重な子であって、今のところコロナには誰もかかってない。

 

でもこれはいい一面であって、問題は二位。

 

自分に「いじわるな心」がふつふつとにじみ出てきてしまったことに気付いた。

例えば前に書いた「スーパーでのレジ」での出来事。

 

そして最近で言うと物販店とのいざこざ・・。

どうしても店員にキレてしまう「相手に完璧を求める心」が、辛辣化しているのだ。

 

恐らくマスクや消毒や検温で、とても慎重にお店間を行き来しているので、その感覚がズレた相手が許せない状態なのだろう。

 

もう仕切りの無い飲食店とか、検温なしで入れるお店などには窓越しにキレている。

 

・・疲れる・・。

 

アンガーマネジメントでも学んだが、相手に「~べき」を強要するので怒りが生じる。

と、言うことはこちらが許容しない限り、ずっとストレスの塊だ。

健康に良いわけがない。

 

では「~べき」を外してみよう。

 

「検温は必ずしもしなくていい」「間仕切りは無くても仕方ない」

 

 

いや、ダメだろ。

 

 

 

という理屈で、ここ最近無限ループのように怒りを募らせている。

 

そしてあふれ出した怒りが店員に無差別攻撃してしまうのだ。

 

最近あったエピソード。

某有名パン屋で私と主人の昼飯を買った。

 

4種類のパンのうち、ひとつはコッペパン。ジャムやバターなどカスタムできるタイプで、「こしあんバター」を注文した。

・・ときはレジの店員も明るくハキハキと復唱した。

 

で、2個3個頼んだときにメモを取るかな?と思い、いったん店員に目を向けた。

ら、言ったパンを袋詰めし始めた。こういう店員もいるので、慣れているんだろうな。と、さほど気にせず4つのパンを頼み切った。

 

「袋入りますか?」と、聞かれたので「はい、お願いします」まで言った。

 

今、マスクと仕切りでコミュニケーションが取りづらいので、自分もイライラしたくないため、このやり取りの時は「はい」ではなく、「お願いします」までつけて更に首まで縦に降っている。

 

カード決済が終わり、簡易袋のパンがレジに3つ並んでいた。

 

最初に頼んだひとつは調理を必要とするコッペパンだったので、「作っているのかな?」と、思ってはじに寄ったら「ありがとうございました!」と、元気に言われ「次の方どうぞ!」いや待て待て。

 

まずは「すいません、袋お願いしたんですけど。」「はい??」

 

「お願いします」まで言ったが・・聞こえないのか。まあ許容範囲内・・プチキレ。

 

「すいません。袋代2円になります。」

・・カードしか持ってない・・2円でクレジットカード・・・イライラ2キレ。

 

パン3個詰めて「ありがとうございました!」

 

「すいません・・パン4つですよね?こしあんバターのコッペパンは??」

レジ履歴を確かめる店員。

 

いや、私の勘違いじゃねぇよ。お前が最初に唯一復唱したパンだよ。

「もうしわけありません・・お代220円です。」

 

クレカですが!!!!!イライラブチ切れ寸前。

 

2円からの220円・・明細見るたびにぶり返して怒れる。

 

レジの後ろの方も増えて、このどうしようもないやり取りにイライラし始める。

その怒りはもちろん私にも向けられるんだよバカ野郎!!

 

「あの・・こしあんバターですよね?」

 

こしあんバターです!!急いでいるんで早くしてください!!」ちょっと声大き目。

「いじわるな心」発動の瞬間。

 

もちろん私の身の潔白を証明したいがため、「皆さんこの店員アホですよー」という後ろに並んでいる方たちへのアピールである。

 

さすがに急いで作ってくれたのを、去るように受け取りその足でノンストップで帰還。

・・ちょっとこしあん粒あんだったらどうしよう・・くらいよぎる。

 

仕事場に着くと旦那に「・・また店員にキレちゃったよ・・」と、げんなり話した。

そしてピークタイムの5分前ギリギリで朝食を済まそうと袋を開けた・・・。

 

 

違う・・・。

 

 

慌てて作られたそのコッペパンは「こしあんバター」でなく「こしあんホイップ」だったのだ。

そっちか!!

 

腰から砕け落ちた。

 

ピーク3分前に吠えた。

 

それを見かねた旦那が「あとで取り換えに行ってあげるよ」と、言ってくれた。

「とりあえず電話で連絡しておくね」と、言って電話までしてくれた。

 

・・ら、旦那が何やら電話越しにもめ始めた・・・。

 

どうやら5分前にパンを買った女性と旦那が紐づかないようで、「妻が」と言っているのにもかかわらず、向こうもテンパって「男性のお客様でコッペパンをお買い上げになった方はいらっしゃいませんが!!??」と、逆ギレされたそうだ。

 

・・・ギャーーーーーーー!!!!イライラ大爆発。

 

「今から行くから待ってろ!!」と電話を切ると、旦那がコッペパン片手にパン屋へ行ってしまった。

 

無情にも始まるピーク・・。なぜか私に訪れる制裁。

 

次々に来るお客様。を、ただ注文書き留めるだけのどうしようもない時間が訪れてしまった。

朝から断食状態の私に。

 

はい。一人なんでできることしかできませんよーー。

の、私とお客様、無の境地。

 

15分くらいして旦那様御帰宅。

 

「取り替えてもらった!」と、言っていたのにイライラしていた。

 

どうやら「クレーマー」扱いされたらしく、待ち構えていた責任者の開口一番が「私なんか間違えましたぁーー?」だったそうで、ブチ切れて来たらしい。

 

自分も起業しているため責任者の態度に腹が立ち、「あなたはクレーム対処法を学んでるんですか??」と、もはやコッペパンとは無縁の事で説教してきたそうだ。

 

簡単に言えば「まず謝る。そして聞く。同調する。お客様のご要望を聞く。それに対してこちらができることを提示する。最後にこのことに対してのお店側の今後の改善策をご説明する。謝る。」ここまでできれば上等。

 

もちろんガチクレーマーには違う対処法もある。

要望聞いてばかりではまた来ちゃうからね。

 

でもこれが基盤である中、相手に否がある言い方は絶対にタブーだ。

 

よくよく話してみたら、単純に「レジ→厨房(責任者)の伝達」でミスがあったことが判明し、おわびにお菓子をもらって幕引きしたそうな。

 

そしてレジ・・よくよく見たら初心者マークを付けていたらしい。

 

もう管理不行き届きじゃないか。レジもかわいそうだが、黙っていたのも悪い。

 

って、エピソード・・の同日夕方。

帰りに昔オープニングで働いていたカルディでお買い物をした。

 

店内は空いていて小柄な店員が品出しのためスタスタ歩き回っていた。

 

・・5回無言で前を横切られた後に、見ていた棚の目の前から梯子をかけて品出しし始めたのだ・・。

 

ここで一回注意して、イライラを小出しにすればよかったが、今朝の一件もあり私から他人に攻撃したくなかった。

バカな店員ではあるが、きっと悪気はない。

 

私が働いていた時は「イタリアの市場のイメージなので、お客様への声掛けの徹底を!」と、口を酸っぱくして注意されていた。

 

具体的に言うと、コーヒーサービスを勧める。

カゴを勧める。そして「いらっしゃいませ」の声掛け。

 

・・今はコロナだから控えているのかな・・仕方ないよね・・からの目の前品出し。

もう、私がいるから店員も梯子の上から斜めになって品出ししている。

 

今そこだけが重要なんですかね???

先にこの棚見てたんですが・・・と、プチキレ。

 

商品を3つ持ち会計へ。

・・の途中でまた品出し店員がセカセカと私の前を無言で横切る・・。

 

あの狭い空間で5分足らず。お前と出会うのは6回目だな・・。

 

レジには新人の子がいるらしく、5人で密になり会計を教えていた。

私が並ぶのを見ると、手前の二人が「こちらにどうぞ!」と、手を挙げたので手前のレジに商品を置くと、「奥のレジでお願いします!」と、指導係と新人レジに回された。

 

レジ内に5人店員がいるのに商品を自分で移動し・・お会計。

2プチキレ・・。

 

会計を全部担当したのは指導係で、新人さんには「お手本を見せるから見てなさい」って感じで立たせていた。

 

指導係から「レジ袋はご利用ですか」が来たので「はい、お願いします(うなずく)」までして返答。

 

「かしこまりました。あ、袋をお持ちでしたらこちらで詰めましょうか??」

 

いやいやいや・・お気遣いなく・・違うだろ!!3キレイライラ・・。

 

「・・袋くださいと言いましたが・・」

 

「かしこまりました。こちらの小さい袋と大きな袋がございます。お荷物をおまとめするのでしたら大きな袋をお勧めいたしますがいかがなさいますか??」

 

うわー・・すげぇ丁寧にウザい・・・。

 

てか、実際はビニールで良かった。

そうか・・環境に配慮したからこんな立派な手提げ袋に商品3つ入れるAmazon配送状態に・・。

 

「買ったものが入ればいいです。」ここで私の「いじわるな心」発動。

見たらわかるだろバカ野郎!!!込みの「自分で判断できませんかー?」攻撃。

 

袋詰めが終わり、会計はカード。

 

もうどうしようもないダラダラしたやり取りに、新人が「これを次に私がやるのか。ひとりひとり・・」と、そわそわビビり始めた。

 

決済が終わりレシートを返される時。

 

「申し訳ございません。しん計だったのですが電子マネーで打ってしまいました。よろしいですか?」

と、わけのわからん言い方をされた。

 

そもそも「しん計」は、カード決済の時に、周りに知らせるために叫ぶカルディ用語だ。

お客に使ってもわからんだろ。

 

しかも電子マネーで打ってしまったけどよろしいですか??とは何ぞや。怒り爆発!

 

「それで何か問題でもあるんですか!!!???」

かなり強めに言ってしまった。

 

「・・レシートの表記だけです・・」

「じゃあいい!!」と、レジをにらんで店を出た。

 

・・また、やってしまった・・。辛い。

あの新人さんは今日で辞めただろう・・。

 

我慢ができないのだ。いちいち癇に障る。

 

 

 

・・最後はあの店員とはすれ違わなかった。