カフェを経営しているので、店内の装飾やメニューを季節に合わせて変えている。
小売店では夏休み後半から「ハロウィン」商品が置かれ、ハロウィン前には「クリスマス」商品が陳列されていた。
そして今…クリスマス前に「正月」商品が置かれている。
…早すぎねぇか…。
バレンタインデーのときにも思ったが、肝心の「2月14日」にチョコを買おうとしても、まともなものが無かった。
なんなら「バレンタインデー当日」に販売されているのは「ホワイトデー」の商品だった。
昨今、温暖化で11月でも暖かく「四季とは」とか言われるが、イベント毎に巻き巻きで販売されるとこちらの季節感もよく分からなくなってしまう。
我が家もハロウィンが終わるか終わらないか…の時期にアドベントカレンダーやクリスマス用のシャンメリーや可愛いお菓子を用意した。
結局出たらすぐ買わないと、「良いもの」や欲しいものは売り切れてしまうのだ。
11月下旬にはクリスマス用のケンタッキーと、クリスマスケーキをケーキ屋さんで予約。
一昨日は長女と孫にクリスマスプレゼントとお年玉を送り、次女の口座にプレゼント代わりの送金もした。
もちろん長男のプレゼント用現金とお年玉も確保し、次男のプレゼントもサンタに頼み確保。お年玉も用意した。
そして昨日ついに「お正月用のお菓子と鏡餅」を買ってきた。
…栗きんとんの「栗の甘露煮」と「紅白かまぼこ」は、毎年早めに買わないとぼられるので、これも買う。
…しかし、両者まだ一ヶ月近く先の話。
今日なんか、お正月におろす用(毎年靴下とか歯ブラシなどを1日におろしている)歯ブラシを買ってきた。
このままだと私は来週「鬼のお面と煎り豆」を買ってきそうだ。
何に追われているんだ。
最近見えない何かにあおり運転されている。
昔カルディで働いていた時、小売店の販売戦略として季節物の販売開始が年々早くなっているとレクチャーを受けてはいた。
カルディではクリスマス商品よりハロウィン商品の需要が高いため、10月31日がハロウィンなのに対し、9月には陳列が始まっていた。
しかし、ついに今年「夏休み中」に並び始めたので驚いた。
消費者だって小売店の販売戦略についていくのに必死だ。
季節感ってもはやどこに求めれば…。
こちらは飲食店だが、流石に小売店に合わせてハロウィンメニューを8月中から前倒ししていたら、肝心のハロウィンにはみんな飽きているだろう。
もしくは、近々まで売れないか。
例年なら8月に「冷製パスタ」をやるが、今年は9月も暑くて延長。
11月から「冬メニュー」を出したが、ずっと暖かかったので「焼き物(ドリアなど)」が低迷。
この先「季節」というより、「気温」のご機嫌を見ながらメニューを決めていく未来がやってくるのだろうか。
そうしたらアレだな…初夏の「冷やし中華はじめました」のノレンやポスターは、今のうちに写真に撮って記念にしたほうが良いかもしれない。
そのうち5月初春から10月半ばまで「夏」みたいになる未来がやってきそうだから、「冷やし中華始めました」出っぱなしになるかもしれない…。