ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

若草物語

我が家の4姉妹兄弟は、「若草物語」そのまんまの性格だ。

長女→メグ…責任感が強い、几帳面、真面目

次女→ジョー…破天荒、正義感が強い、わんぱく

長男→ベス…謙虚、おとなしい(病弱ではない)

次男→エイミー…天真爛漫、頑固

 

血液型も全員違うし、春夏秋冬生まれ

長女と長男と次男は祝日生まれで、旦那も「こどもの日」生まれ。

私と次女は平日生まれだが…「誕生日が同じ」みんな何かしら絡んでいるので面白い。

 

この家族が「ビュッフェ」へ行くと三者三様ならぬ六者六様…。性格がモロ出る。

 

長女は食事のルール通りの順番で必ず持ってくる。

「サラダ(前菜)、スープ、メイン、デザート」みたいに。

 

次女と旦那(末っ子)は「全てを一回で済まそうとする」

煩悩のままに全種類テーブルに並べる。

 

長男はOLのランチのように、ちょっとずつ美しく盛り付けてくる。

 

次男と私(一人っ子)は「好きなものしか食べない」

まあバラバラだ。

 

最終的に「煩悩組」が食えなくなって、「おぇ…吐きそう」とか言い出すので、毎回「あなた達には学習能力がないのか。」と、私に怒られて終わる。

 

長女ASDは中学生くらいの時「野菜を食べなきゃ好きなものが食べられない」という謎の縛りが解けず、山盛りのサラダでお腹いっぱいになってしまって静かに泣いていた事があった。

「あれも食べたかった…これも食べられなかった…」と。

 

次女は毎回旦那と所狭しに食べ物を敷き詰めるタイプ。

着席して早々に「食べられないかもしれない…」とか言い出す。

 

長男は端の方で一皿一皿取ってきては皿を返却し…と、美しく食していた。

最後は「パティシエか」という様なデザートを盛り付けてくるので、そろそろイラッとしてくる。

 

次男はファンタジーな生き物。

初めてビュッフェで「好きなものを取ってきていいよ」と、解き放ったら「サラダコーナー」がザワついた。

大皿いっぱいのパイナップルとキウイを「レンガ積み」して20cmくらいのタワーを作っていたのだ…。

次男の目はキラキラと輝いていた…。

 

次男は空間認知能力のIQが高くて、マインクラフトばかりやっていた。

「積んじゃったか…」TNTってわけにはいかんし。

とりあえず出来上がりを褒めたが、一人で行かせたことを後悔した。

 

ASDは「自由人」。

「興味があるもの」だけ一通り持ってきて食す。順番とか気にしない。

その時食べたいと思ったものを口に入れているので、「ローストビーフからのショートケーキ」とか全然平気だ。

ドリンクも温冷共に4種類くらい持ってきて、色々飲みながら食べる。

 

同じ屋根の下で暮らしていたのに、皆違う。

私と次男は親子なので似ているのはわかるが、次女と旦那は「義父」なので「赤の他人」である。

この二人、いたるところで似ている。

基本的に「私がイライラすることを率先してやる」ところがそっくりなのだ。

 

血縁関係もないのになぜなんだ…。