ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

ゾンビ映画

色んなゾンビ物を見てきたけど、この間見終わった韓国ドラマの「Happiness」は斬新だった。

※ネタバレを含みます。

 

死者であるゾンビという概念ではなく、あくまでも「感染症」であり「感染者」は自分の信念により「発症を抑える」こともできてしまう。

「感染=死」ではなく「生きたまま」発症と正常時が交錯するサバイバルストーリー。

kntv.jp

更にメインキャストクラスになると、それも自分でコントロールできてしまう都合の良さ。

途中までの着眼点が面白かったけど、最後はまくしたてるように終わってしまい「グローリー」でのデジャブが蘇った…。

 

韓国ドラマ…人気が低迷すると打ち切りにでもするんだろうか。

ラスト1時間で全部詰め込むより、最後までブレずにしっかりまとめてほしかった。

見終わると残念さは残るが、中盤超えるまではまあ面白い。ずっと見ちゃう。

 

更にいうと「アンドリュー」が長男にそっくりで、ついつい見てしまった。

…あんまり良い役じゃなかったけど…。

 

服装とかたたずまいとか背格好とか動きや性格そのまんま。歩き方も似ていた。

…役柄まで似てたら大分困るが。

実際の顔で言うと目鼻立ちや系統は似ているけど、ちょっと違う。

役者さん自体は高校生みたいな顔立ちなのに、年齢が旦那と1歳違いで衝撃的だった。

 

うちの長男はドラマでのアンドリューみたいに「いつでも一歩引いた傍観者」で、輪の中にいない。完全に次女(姉)により植え付けられた「警戒心」なんだろうか。

その割に肝心な時には飛び出てくる。

…出てくるだけマシなんだが常に距離は感じる。…思春期の男子はよくわからない。

 

ゾンビや感染症などは、これといった「定義」がない。

簡単に言うと「やりたい放題」。

 

感染してしまった方よりも、如何にして「生き残るか」の「生存者の人間模様」に焦点を当てがちだが、今回の作品は「感染した側」にもストーリーが有り面白かった。

 

斬新といえばCURDEというゾンビ物は「ゾンビのその後」を映画化したもの。

cured-movie.jp

私は苦しくて最後まで見ていないのだけど「自分がゾンビであったときの記憶」が残った状態で生き残ってしまうという、ある意味残酷なお話。

 

「28日後…」と「28週後…」などはウォーキング・デッドの基盤というか、「ザ・ゾンビ」というストーリーで普通に面白かった。

「カーゴ」というゾンビ物の映画があるのだが、これはウォーキング・デッドのスピンオフでもパクられた衝撃的なラストがあって、「ゾンビ映画なのに泣いてしまう」1本。

 

色々あるけど、私的に韓国のゾンビが一番好きだ。迷ったら「新・感染」である。

moviewalker.jp

韓国人特有の「劣等感や容赦の無さ」何より韓国ゾンビは身体能力がハンパない。

昔の「揺れるように追っかけてくるゾンビ」ではなく、死んだのを良いことに「限界まで肉体を追い込んで突っ走ってくる」のだ。

 

電車や車と並走しちゃうし、絶対諦めない。そして絶望的なのは「疲れ知らず」。

夜になると活発だったり目が見えなくなちゃったり、脳を壊せばいいものや水につければ良いものとかバリエーション豊か。

 

アメリカの「ウォーキング・デッド」や「バイオハザード」みたいな「未知のウィルス」とか「突然変異」で「勢いだけで派手にやるぜ!」みたいな映画ではない。

「キングダム」などは設定がしっかり作り込まれていて、原因があって結果があって、納得できる治療まであって、よくできているなぁ…と思った。

 

ゾンビは探せば色々あるけど、自分なりに「これは好き、これは嫌い」が結構ある。

アメリカ映画でありがちだが、「ため息つきながら瞬殺する」ような奴がいたら私はアウトだ。この期に及んで「人間」という概念を忘れてほしくない派。

なので「Zネーション」とかは不快だった。

 

人間の倫理観ってそうそうぶっ壊せ無いと思うので、「ミスト」みたいに1週間もしないうちに「平気で人殺し」できるメンタルが不自然だと思ってしまう。

私は終末の世界でも「スーパーでお金を置いていける人間」でいたい…。

それこそ「瞬殺」されそうだが。

 

こういう「破壊衝動」的なドラマや映画を観たいと思うときは、大抵疲れ果てている。

今後何か「終末」が起きてしまったら、一番怖いのはゾンビなんかよりも「人間」である…。

 

究極になってしまったときは「人を避けた」方が正解なのかもしれない。

とか、ゾンビ映画から学んでいる。