最近ちいかわの「うさぎ」より、こっちの方が共感できる私。
しかも「でかつよ」寄り。
…お疲れなんだ。
15年弱前の話だが、今の主人と同居し始めた時に色んな不安要素があって「占い」へ行ったことがある。
旦那に不安があったわけじゃないけど、この時期は「変革のとき」で、生活にもいろいろな変化があった。
正確にいうと「実家」に不安があって誰かに相談したかったわけだが。
このときは自分に障害があるとか、精神疾患とか全く知らなかった。
今思えば、障害者であったが故の「限界」キャパオーバーだったのかも知れない。
でも普段から「占い」に頼ったこともなく。
ショッピングセンター内の手相占いすらビビっていかなかったので、相談してみたいものの「どこに行けば?」と、よくわからなかった。
当時「占い」で有名である場所が「横浜中華街」とか「新宿の母」とかだった。
…一見さんで入るには敷居が高い…。というか胡散くさ…ゲフフン。
そんな話を当時の友人に話していたら、凄く詳しくて色々教えてくれた。
彼女は京都出身で節分には「吉田神社」へ行くし、誰かと分かれたいときは「安井金比羅宮」で御札を書いたりするほど「その手のもの」をよく知っていた。
そんな友人が教えてくれたのが「晴明神社」だった。
「晴明神社」は陰陽師で有名な「安倍晴明」が祀られている神社だ。
ここで占えるのは「支柱推命」なのだが、彼女から
「絶対に人生での決定的な転機以外は行くな」と言われた。
その辺の「相性占い」みたいに軽々しい気持ちで行くと、本当にまずいらしい。
彼女は昔、親族に「厄介者なおじさん」がいたそうだ。
周りから金を借りまくっていて親族にも迷惑をかけていたため、ある日親族代表が晴明神社で「どうしたらいいものか」と相談したそうだ。
すると、おじさんの生年月日を元に占いを始めたと思うと「あ、もうすぐ解決するので大丈夫です」とだけ言われ、解決策も何も言われないまま終わった。
…数日後、厄介者のおじさんは亡くなられたそうだ。
この経験が相当恐ろしかったらしくて、「絶対に安易な気持ちで行くな」と言われた。
忠告も響いてはいたが、私も当時は色々限界だったので「私の限界は今」と思い、家族揃って京都へ訪れた。
朝イチに晴明神社に到着し、子ども3人には外で待っていてもらって主人と二人で「未来」を占ってもらった。
やはり四柱推命での占いで、開口一番「絶対別れます」と言われた。
正直、人に言われんでもそんな気はしていたが…。
どうやら私と主人は「背中合わせの星」らしく、真逆を向いて突っ走っているそうだ。
…それな。
でも「一緒に仕事をすればこの上ないパートナーであり、大成功する」とも言われた。
なんだこの真逆な結果は。
その後に本題である「家の事」や「親の事」を聞いて、お時間となった。
あれから15年ほど経った。
私達はまだ(かろうじて)続いている。
この先はわからないけど、私はあのあと運命を変えるべくある行動に出た。
「起業」である。
あのとき、今の旦那との未来も考えていたので、どうしても「別れます」に納得がいかなかった。
彼と「絶対分かれる未来」を回避するにはどうしたらよいのだろう…。
考えた末「共同経営」という形で、カフェレストランを作った。
占いでは「仕事のパートナーであれば大成功する」と出たからだ。
この行動力、嗚呼多動。
「結婚して破局しても、仕事で繋がっていられる」
そうすることで今の旦那との「縁」を守りたかったのだ。
でもこれは惚れていた時のお話…。
あれから十数年経ち、状況も愛情も風化した。
今思えば「破局してもなおコヤツと切れんのか!!」という後悔しかない。
…まだ仲良しだけどね。
肝心のお仕事だが、今のところとんでもなく順調。
カフェやレストランは経営が難しく3年位内の廃業率が7割の中、コロナも乗り越えもうすぐ開業10周年を迎える。
今のところ事業は大成功寄りである。占い当たっている。
そうか…残すは「離婚」のみか…。