発達障害家系で多いのが「歯列の悪さ」である。
見た目の特徴は色々あるので一概に言えないが、多くは顎が小さく単純に「歯が入り切らない」ので出っ歯や凸凹になってしまいがち。
親に発達障害があると、子も遺伝するのでは!?
と言われるが、我が家の肌感では「部分的には遺伝してそう」という感じ。
実際、医者家系などには発達障害者が多いともよく聞く。
我が家は長女が天才肌のASDである。
下の子達は特に診断されなかったが、「個性」はそれぞれある。
発達障害で言う「特性か?」が見えることもあるが、ASDである自分の子ども時代と比べると「全然違う」ので黒ではない。
ただ、長女はかなり他と比べても秀でていて「真っ黒」だった。
見た目でいうと全員「色白で顎が小さくて猫目」。長男は更に長身茶髪。
長女は八重歯で、次女だけ天然で歯並びが良いからか、運動神経抜群。
母の家系と私と長男は出っ歯で、矯正をした。
で、次男も出っ歯。
しかも顎が小さいので「顎を広げる矯正」となってしまった。
最近登場した「インビザライン」という面倒くさい矯正方法だ。
私の時代は、「ザ・矯正しています」という針金ブリッジにヘッドギア。
抜歯も4本くらいして7年位かかった。
長男はアンカースクリューを上顎にぶっ刺しての矯正。
2年くらいかな?かなり速く終わった。
そして次男。
インビザライン…大量のマウスピースを毎日消化し、「顎と気道を広げていく」治療法となる。
ブリッジなどの固定器具とは違って、「家族と本人の努力」でしかなし得ない治療法。
起きているときも寝るときも、様々なタイプの「マウスピース」を着用するので、慣れるまでの違和感パねぇと思う。
寝る時は「硬めのマウスピースで歯と舌を固定して、口をテープで止めて寝る」のだ。
知らずに見たら虐待か拷問中な絵面。
ちょっと心がいたたまれなくなる。
次男は装着し始め1日目「好奇心で乗り越える」ものの、2日目は深夜に中途覚醒し「僕、やっぱり辞めたんだ」と言って自らマウスピースを外した。
なんとか装着してもらって寝たけど、朝方聞いたら「何も覚えていなかった。」
そして3日目「夜驚症」再来。
前回は「鬼滅の刃」を見てしまった夜に発症し、今回のトリガーはおそらく「マウスピース」だ。
私が「あ゛ーーーッ!」ってなった。
…そもそもが寝られない体質なのにー。
「夜驚症」とはレム睡眠中の中途覚醒なのだが、騒ぐだけ騒いでビビるだけビビって「記憶がない」という親泣かせの症状である。
対処法も「怪我をしないように見守る」しかない。
我が家では長女と次男で経験している。
この後3日連続「就寝後1時間すると始まる」感じで、毎日全力で騒がれた。
私は騒ぎまくる次男を抱っこしたり、「トントン」してあげて寝かす毎日。
…私も一緒に暴れたい…。
これ、「熱性けいれん」の時もそうだった…。
普通は1歳位に1回で終わるのだが、次女と長男は「40度を超えると必ずなっていた」。
長男は2回位だったけど、次女が4〜5回あって「てんかん」疑いが出始めた頃に自然消滅した。
これも痙攣している間、「眼球の向き」と「気道の確保」だけ注視し時間を図るだけ。
大体5分以内に終わるので、それを超えなければ特に救急車も通院もいらないのだ。
眼球の向きで「右脳、左脳どちらで起きているか」がわかる。
たまに泡を吹くから、横に寝かせて気道の確保も重要。
これ、通常おかんの通常知識なんか問いたい…。
看護師とかに片足突っ込んでないだろうか。
私、超頑張ってた…(タイムスリップ…)
「熱性けいれん」や「夜驚症」を起こしている時の子供の顔って素直に「ヤバい」。
何かに怯えて全力で叫ぶし、体も硬直してブルブル震える。
こちらは10分以内という試練なのだが、何度経験しても怖い。
次男も「楳図かずお」の漫画みたいな顔で、思わず見てしまった。(お母さんッ)
次男は今回で3回目くらいだけど、インビザラインも前途多難だなと思った。
1年半くらいで終わる矯正だけど、夜驚症とニコイチとか聞いてないし。
慣れるまで眠れぬ夜が続きそうだ。ちーん。