ASDのただの主婦

       ASD診断前から診断後も続投ブログ。ASD目線だからこんな思考だったと後からわかるの巻。

なぜできん…

障害者である私が言うのもなんだが、旦那の「できなさ」に辟易する。

写真は次男と学習館へ行った際の一コマ…。

標本のカブトムシを見下ろすカブちゃんの光のあたり具合が絶妙。

 

さて、誰でも自分が何かできると「できない人の気持が理解できない」感じになる。

 

これを表に出してしまうと人間性を問われるわけで、特に私みたいに「ガチでできないこと」があるタイプは「なんでできないの?」が、とんでもない殺傷能力を持つ。

 

でも、今回は「そこまで深刻ではないが理解不能」な旦那の話。

「夫あるある」的な話だと思って欲しい。

 

例えば洗濯物を干す、たたむをお願いした時。

私みたいにうん十年間毎日やってます。という人は「自分なりのルール」が存在すると思う。

 

「四角を揃える」とか、「同じ大きさにたたむ」とか、「言われなきゃわからないもの」ではなく、例えば「裏返しは戻す」「家族やジャンルで服を分ける」など、結構「最低限のルール」でいい。

 

旦那、これができない。

「洗濯物やっといて」というと「回して終わる」。

 

1回目はまだ許せる。「ああ、言葉が足りなかったか。伝わらねぇんか。」と、あきらめも付く。

しかし、2度目「洗濯機を回して干しといて」と頼むと、部屋に干してあるのに乾燥機がついていない。シワも延びていないし、肩もズレている。おまけに裏返しでハンガーが「お団子状態(隙間がない)」。

 

…お前。

まだダメか、もっとか?もっとなんだな??と、腹をくくり意図的な3回目。

 

「洗濯機を回して、きちんと表にして肩を合わせて伸ばして干して、空気が通るように隙間を開けて、部屋干しだから乾燥機を付けてね。」と言う。

 

まさかの「乾燥機」が「除湿モード」。

そこッ!!!

 

そうか…この人、「0から100まで説明しないと”できない”んだ」みたいな。

どこのご家庭でもあるある。

 

私が過去イチ笑ったのは、お風呂の後「換気扇回しといて!」とお願いしたら「台所の換気扇が回っていた」伝説だ。

 

なぜ「できん!!」(私が言う)

 

今日もこのジレンマ勃発。

登校時大雨だったのだが、私は長男を送るので次男は「雨が強いから学校まで送ってあげて」と、旦那に頼んだ。

 

結構土砂降りだったので、玄関に「傘、長靴、レインコート」を重ねて用意していた。

 

長男を車で送っている時、途中コンビニへ寄って気づいた。

次男は最後に学校にレインコートを来ていった時は1年生で、私が持ち帰っていたので「濡れたレインコートの処理」を知らない。

 

慌てて旦那に電話をかけて、「雨が強いからレインコート着させてね!」と言い、「レインコートを脱いだ後を知らないから教えてあげて!」とだけ言って電話を切った。

 

結論、次男は「レインコートだけ着て傘も持たずにスニーカーで登校」

 

…なんでやねん!!

 

おまけにレインコート収納の袋も持たせず、次男は学校の下駄箱で「レインコートの水を切り、クラスの傘立ての傘にかぶせて干していた」そうだ。

 

家か。

 

私は帰るなり玄関にそのまま揃えてあった「傘と長靴」を発見。絶望。

この土砂降りの中、次男はどんな状態で登校したんだ…!!??と、青くなった。

 

速攻旦那に電話をすると、「だって雨風が強くて、傘さしたら危ないじゃん」とか言う。

 

それは家を出る8時前の状況なわけだ。

「さす、ささないじゃない。持っていくか、いかないか何だよ!」

長靴のことを指摘したら「気づかなかった」

はぁ!?(うさぎ)

 

「傘、長靴、レインコート」という三種の神器を「重ねて玄関に置いた」のだ、「じゃあ聞くが、この状態でお前はどうやってレインコートだけ上手に抜き取った!!」

 

「わかんねぇvsわかんねぇ」の攻防。

 

「だって気づかなかったんだもん」

「ごめんなさいはー!!??」

「ごめん(ガチャリ)」

 

まさかのこれが大人のケンカである事実。

 

学校が終わり、校門を出た通知が来たので迎えに行った。

次男はレインコートのランドセル部分を開帳してもらっていなくて、パッツパツの状態で前ホックを留め、フードも届かずかぶらないまま雨の中歩いてきた。

 

絶句。

お父さんにそう教わったのですか??

 

「濡れないように」朝から用意していたのに、ずぶ濡れネズミ。

全部旦那のせいだ…。

そして後から「レインコートを傘立てに干せ」と言った件で「第2ラウンド」

 

「お前、全校生徒がそれやっていたら下駄箱どんなだ!!!!」

 

あまりにも「想像力」が足りていないので、呆れ果てた。

特別バ◯なんだろうか。(やめなさい)

 

とにかくこの人物には「根本から物事を教えないと理解できないのだ」ということを理解した。

 

私も発達障害者なので、「できない」が多い。

逆の立場になるとこんなにも面倒くさいのだろうか。

 

いや、今回の事例はなんか違う気がする。

 

他人を理解するって難しい…。