「まだサンタさん信じてる?」と、次男のママ友に聞かれた。
いくらインターネットが普及したとはいえ、園児。
サンタさんを信じて止まない絶頂期だ。
でもちょっと精神的に早い子は、疑い始めている。私も全然信じていなかった。
それどころか、薄目を開けて捕獲しようとしていた。
たちが悪いが、状況としては夜中に娘が親を捕まえようとしているだけである。
我が家の洗脳はこうだ。
例えば「クリスマスプレゼントにSwitchが欲しい」と言われる。
私はSwitchなんか買う気はない。
だから「よく考えようよ。サンタさんはどこにすんでるの?」と聞く。
子どもは「外国」とか答える。
「そうだよ。フィンランドっていう雪だらけの外国にいるんだよ。そんなところにSwitchがあると思う?」
「…。」
「Switchどころか電気もないかもよ。だってプレゼントは小人たちが木で作っていたじゃん。」(というビデオがある)
「だからSwitchを頼むのはいいけど、Switchを知らないから【木でできたSwitchっぽいの】が届くかもしれないんだよ。」
「…で、いい?」
「…いやだー」
と、プレゼントの方向性を修正する。
あとはホームアローンのケビンの考えと同じ、「本物のサンタさんはひとり」説。
つまりサンタさんは世界中の子どもにプレゼントを配らないといけない。
でも現代は様々なセキュリティがあり、煙突も少ない。
そんな中、あんなジジィが(失礼)ひとりで毎年責務を果たせるか。いや、否だ。
だから大量のお手伝いさんが必要なわけだ。おうちによっては、それがパパかママかもしれない。
だから世の中には「サンタさんに扮した偽物」が横行しているのだ。
しかもそいつらは水面下で本物のサンタさんと繋がっている。
だから良い子かどうか、あらゆる角度から監視されている。
「一時も気を抜かず、良い子にした方が良いと思うけどどうだろう?(委ねる)」
って感じの教えを説く。
ワンチャン我が家のピュアな長男16才は年末になるとシャッキリするので、まだ信じている気がする。
サンタはフリーメイソンやローマ法王みたいに代々引き続く、膨大な組織か何かだと思っているっぽい。
…それでいい。