今日は次男と「バラ園」へ行ってきた。
…道中が山の中で、ちいかわの「カブちゃん」がよく似合う場所。
お年頃なのか、最近「季節の花」が気になってしまう。
一通り満喫したら終わりそうだが…バラの次はあじさいかなぁ?
バラにも小洒落た名前があって面白かったけど、日向のバラはしおれ始めていた。
…しおれ始めたバラって「使用後のティッシュを丸めて枝にさしたみたい」。
と、ずっと口に出して言いたかったのだが、空気を読んで我慢した。大人になった私。
さて、今日は午前中にバスケの練習があった。
次男と参戦していたのだが、そこで子ども同士のちょっとした諍いがおきた。
次男のお友達vsバスケ初心者組(3〜4名)のお話だ。
私達が休日たまに参加する「バスケ教室」は、「誰でもどうぞ」という名目の練習会である。
年齢も「親〜園児」まで幅広く、全く初めての子もいるし経験者もいる。
大抵は顔なじみだけど、お初の人もたくさん来る。保護者は基本見ていない。
次男お友達7歳は、家族ぐるみでバスケが好きで「バスケの知識」が豊富な子だ。
でも「7歳」という年齢も考慮され、試合の時はどうしても「小さい子チーム」に分類されてしまう。
「小さい子チーム」には初心者、園児、1〜2年生が割り当てられる。
次男とお友達は「バスケ経験者の2年生」であり、且つルールも熟知しているので、試合になると「無茶はしない」わけだ。
だけど「初心者」は学年を問わない。
バスケ未経験の子全般が「初心者」扱いとなるため、今日は4年生の子も一緒だった。
この「知ってる組」と「知らない組」がランダムでチームとなる。
次男のお友達や次男は、ルール通りプレイするのだが「初心者」達は「がむしゃらにボールだけ追う」。
経験者が3歩歩かず、24秒ルールも守っているのに対し、「初心者」達はボールを取るためには容赦せず。
1:1なども知らないので、「全員ボールに集まる」ため1:5とか平気でなる。
取ったら取ったで「持ったまま走る。」
おまけに相手のボールを取るために、押すは引っ張るは腕を掴むわ大乱闘になってしまう。
次男のお友達は「ルールを守って」プレイしているのに、相手はルール無用でガンガン攻めてくるので何度も負けてしまった。
これに耐えられなくなり、お友達が「お前らズルばっかりじゃないか!!!」とブチギレて大泣きしてしまったのだ。
コーチはもちろん見ていたが、「レクリエーションの一貫」みたいなお遊びなので注意はするけどルールは緩い。
「初心者」の子たちは「悪気はない」けど試合なので一生懸命が過ぎる。といった感じ。
お友達が注意したり怒っても「???」という感じで「全員わかっていない」
次男のお友達は「正しいこと」を言っているし、「やられても絶対やり返さない」。
「嫌だ!」もしっかり言えている。
「否がない」のにアウェイ。
悔しくて悔しくてワンワン泣いてしまった。
親は送迎だけの子なのでいつも私が相手をしているのだけど、咄嗟に掛ける言葉もなかった。
「初心者だから仕方ない」も「お遊びだからね」も違うと思った。
でもお友達が知っているレベルのプレイを要求されるのも「違う」わけだ。
そして彼が言っていることは「全て正しい」。
私は彼を否定したりなだめることもできず、ずっと話を聞いてあげて「そうだね。君が正しいよ。」と言うしかなかった。
…これでよかったのかなぁ…。
帰り際考えてしまった。
お友達はまた練習会に来るたびに「新参者」に泣かされてしまうだろう。
もちろん彼の味方はたくさんいる。
でも次男もそうだけど「彼ほどルール把握している子はいない」ので、結局「正しいことを一人で叫んでいる状態」になってしまう。
理不尽だな…と思った。
これも次男のお友達に課せられた試練なのかも知れないし、これを経験したかしないかで人間力も違うだろう。
「理不尽」って経験しないに越したことはないが、経験することにより「0ではなくなる」成長要素でもある。
こういう経験は人生で言うと宝だ。
ただ、下手になだめて丸め込むのも違うし、晒すのも違う。
正解が事後からやってくるため「今の対処法が見えない」とりあえず、
「おいらはどうしたらよかった??」これが抜けなくて反芻思考起動中。
今日の私は「お友達の話を肯定的に聞いてあげる」のと「お母さんに伝えた」わけだ。
お母さんにも「◯◯くんは「嫌だ」と言えていたし、主張は全部正しいです。」と言った。周りも悪気があるわけでなく「知らない」わけで、コーチも試合後に注意はしていた。
お母さんも「人に厳しいところがあって、思い通りに行かないと癇癪を起こすんです…」と謝られたが、私は彼を2年間見てきたが「そういう一片もある」に過ぎない。
基本的に穏やかで聡明で明るい子だ。
きっとお母さんも何か察したのだろうけど、言葉では遜らないといけない感じでもどかしいんじゃないかなって思った。
本当は自信を持って「うちの子の言うとおりです!」とバッサリ行きたい所だろう。
「建前」ばかりで実に難しい。
正直者が馬鹿を見るみたいな状況に、胸が苦しくなってしまった。