次男(小2)の授業参観へ行ってきた。
科目は音楽。
なんと音楽室ではなく、教室で担任の先生が動画を見せてエレクトーンを弾きながら鍵盤ハーモニカ(ピアニカ?)を教えていた。
私の時代の公立は「音楽は音楽室で音楽の先生」「図工は図工室で図工の先生」「家庭科は家庭科室で家庭科の先生」だった。
理科の理科室は担任だった気がするが…。
私は23区内だったのだが、地域差とかあるんだろうか。
4人も育てといて今更だが、小学校の担任の先生って「体育もプールも」あるのに「音楽も図工も理科も家庭科も…」全部一人でやっているんだ…と、考えたら改めてすごいことだと思った。
公立でも「教科担任」で良い気もするけど…これでは一人の負担が大きすぎる。
ピアノを両手で弾けなきゃいけないなんて…幼稚園じゃあるまいし。
学校の人手不足とか離職率とか数字ばかりに焦点が当たるが、現場の改正なくして変化はないと思うがどうなのだろうか。
そこんところ「見えて」いるんだろうか。
とりま、上の子の時代から20年間小学生の保護者やっているが、「帰るの早い」意外大して変わってないけど。
さて、今日の授業では「かっこう」と「かえるのうた」を弾いた。
鍵盤ハーモニカなので、「かっこうではタンギング、かえるのうたでは途切れず吹く」という呼吸の仕方を指導しながらの練習だった。
この2曲を比較して「何が違うか」を問う場面があった。
大抵は「リズムが違う」「ドからソまで(かっこう)と、ドからラまで(かえるのうた)」「動物が違う」とか子供らしい意見の中、約一名。
「かっこうはスタッカートがある」とか「3拍子と4拍子の違い」とか「かえるのうたは弾く時に小指を使わない」をぶっこんできた子がいた。
即時回答でこれが出た。
もちろん2年生、スタッカートは愚か「何拍子」とか習っていない。
生徒もポカン。親もポカン。
でも、大人は徐々に意味がわかってきてザワツキ始めた。
その子は次男の親友なのだが男の子で、ピアノは習っていない。
こいつIQヤベェなと確信した瞬間。
そもそも前に書いた「バスケでルールを丸暗記している子」がこの子だ。
授業中もすぐ答えを言っちゃうし、始終喋っている。
アスペルガータイプかとも思ったけど、たぶん「簡単すぎて答えちゃう」んだろう。
そんな子がいたかと思えば、席に座っていられない女の子もいた。
女の子でADHDの特性が顕著に出ている子、久々に見た。男の子はよくいるけど。
次男の幼稚園でのお友達でADHDの女の子がいたけど、多動の症状では「人の話を聞かない」とか「すぐ手が出る」くらいで、とりあえず座ってはいた。
女子は「同調圧力」に従ってしまう習性があるので、「周りと違う」も早い内に気づくのかなって思っていた。
実際、私も小さい時はまっすぐ座っていなかったし、教室にいた例がなかったけど、ある程度の年令になったら周りに習って座っていた。
何にせよ、この2人を相手しながら残りの30人を束ねる。
先生すげぇよ…と、感心した。
しかも先生、産休明け。
お二人のお子さんを立て続けに出産されているので、まだ小さいと思う。
自分の子につきっきりでいたい時期に、なんで人の子を見るために復帰したかは先生の勝手だけど、私だったら人の子なんかどうでもいいので(こら)自分の子となるべく一緒にいたい。
…次男よ…問題起こさないであげてね…と、ちょっと心配してしまった。